あぶらとり紙の歴史

あぶらとり紙の歴史

「あぶらとり紙」と聞いたとき、あなたが真っ先にイメージするものは何でしょうか?
「清潔感」や「オシャレ」と言った言葉を思い浮かべる方も多いかと思います。では「あぶらとり紙からイメージする町」と言われたら・・・?あぶらとり紙は、古くから舞妓さんや歌舞伎役者たちに重宝されてきたことから、京都のイメージが非常に強いようです。しかし、あぶらとり紙は本来、全国の金箔生産の98%を占める伝統工芸の町、金沢から広まったと言われているのです。

箔打ち紙とあぶらとり紙

あぶらとり紙は、金沢の伝統産業である金箔作りには欠かせない「ふるや紙」と呼ばれる「箔打ち紙」が利用されたものです。金箔製造のために、柿渋などで特別に調整された和紙「箔打ち紙」は皮脂吸収力が高いため、古来より貴婦人の間で化粧紙として愛用されてきました。歌舞伎役者や舞妓さん達に広まったのは、明治時代後期以降と言われています。

あぶらとり紙製造工程

  1. 薄く延ばした金を「箔打ち紙」に仕込みます。
  2. 何度も丁寧に打ち延ばします。(それにより、紙の繊維がなめらかになります)
  3. 箔打ちが終わると、あぶらとり紙の出来上がりです。